落とし穴

さっき、新しい職探しをしなければならないことが決定。
数日前には親父の離婚が決定的になった。
両親の、じゃなく父親の。
俺の両親はとっくに離婚していて、
親父は3回結婚し、今3回目の離婚の危機を迎えている。
俺の息子と言った方が自然な幼い弟を思うと胸が痛むが、
長い目で見ればその方が彼は幸せだと思う。
親父の分の愛情も俺があげるから、逞しく生きろよ！俺の天使。
人生にはこんな風に落とし穴がクレーターみたいにそこここにある。
どんなにうまく避けてたって誰もが落ちる空洞が。
俺はどうも立て続けに落ちるタイプのようだ。
ってことはいい事もまとめてあるわけじゃん！
だからマイペンライ！人生なんとかなっちゃうものだし。
生きてさえいれば。そして諦めなければ。
予想外のこと書いちゃったけど、こんなのもアリだよな。

さて、本題。
もう何年も出掛けたっきりのお宝、其の参は邦画。
陣内孝則主演の『さらば愛しのやくざ』だ。
やくざ映画と笑うなかれ、陣内孝則を侮るなかれ。
他のやくざ映画に埋もれてあまり知られていないが、
この作品、脚本があの野沢尚で秀逸、すこぶる良いのだ。
そして陣内はTVじゃ三枚目が多いが、スクリーンでは滅法渋い。
やはり陣内孝則主演の『疵』も好きだ。
これは実在した花形敬というやくざの半生を描いた作品。
だがやはり、なんといっても『さらば愛しのやくざ』である。
映像が美しい。音楽も非常に効果的なものが使われている。
何気ない一つ一つのシーンの描き方がこれまたいい。
そして見せ場の男同士の友情は何度観ても号泣モノ。
次の台詞が言えるぐらい、何度となく繰り返し観てる、
邦画ではぶっちぎりに好きな作品。
またしても観たくなった。藤島五郎ー！早く帰って来ーいっ！！
なんか毎回こんな終わり方だな(笑)